カッシーニが最後に土星に突入させられた理由
2004年に始まったカッシーニの土星探査ミッションも、2017年の「グランドフィナーレ」をもって終わることになりました。
このとき、カッシーニは最後に土星の大気に突入して、消滅させられることになったのです。
理由は、カッシーニが衛星エンケラドスで行った発見でした。
実は、エンケラドスには水を吹き出す間欠泉があり、そこに生命がいるという想定がなされたのです。
いくら探査機が無菌室の環境で作られているとはいえ、空気に触れている以上は微生物が付着しているかもしれません。
もしもその微生物がエンケラドスに入れば、生態系の破壊につながることが予想されます。
そのため、最後に土星大気に突入することが決まったのです。
2017年9月15日、カッシーニは土星大気に突入し、13年に及ぶ土星探査を終えました。
人類初の土星周回探査ミッションは、無事に幕を閉じたのです。